Friday, May 24, 2013

いじめられたこと


いじめられた経験があることは、思いついた時に友人に話したことがあるくらいで、
あまり話していない

話すと涙が出てくるので、避けていたのだ

どうして涙がでるのかわからないのだけれど、
自分の話をするときはいつも、涙がでるのだ

悲しいわけでも、なんでもなくとも...

***
そうだな、今日は二度目のいじめ(と捉えた経験)の話を...

小学校4年生くらいのときだったかな

ある日突然、クラスの女の子数人に無視されはじめた

それも最初は、勘違いかな〜 っとあまり気にしない様にしていたのだけれど

どうも... そんな気がしない

どうしても無視されているようだし、休み時間にバスケしよう〜 っと誘われて行ってみても、絶対にパスが回ってこない

あー、そういうことか... っと、バスケ自体嫌いなので、すぐに教室に戻ることにした


家に帰る時が1番ホッとして、学校に行くときは、今日はどういう一日になるのか、
憂鬱で仕方がなかった

こちらを見ながらコソコソと話をする彼女たちを見て、
とても傷ついたりもした
物心もついていたので、辛くって悲しい気持ちだった

家に帰って、一人になると涙が出てくる
涙が出そうになると、部屋に行って、隠れて泣いていた
とにかく、親には見せられない と声も出さないようにして、とにかく隠れて泣いていた

親に言うことも、先生に言うことも選択肢には入らなかった
大人に言うことは、選択しなかったから

頼りにならない っと感じられていたし、
自分で何とかしなくてはならない っということが感じられていた

とはいえ...

行きたくない 学校なんて行きたくない っと毎日願っていた

明日風邪ひきたいです! みたいな 笑
朝が来てほしくないけれども、朝が来てしまうことが恨めしかった 笑
事情を知らない母親が「起きなさい!」というのが嫌だった 笑


毎日部屋で泣きながら
なんでこうなんだ、こんなのじゃないのに と思っていると

(大丈夫だよ)

っという言葉が浮かんでくる

全然大丈夫じゃない! いやだいやだ! 私強くないもん!!!!

と言っても、

(大丈夫なの あなたは) 

っと言う

そのうち、とても自分のことを冷静に見ている存在に気づいて、
泣くのをやめるのだ

ム〜... ムム... 
どうしても、浮かんでくるその言葉に、当時はちょっと不服だった 笑


他の人は、いじめとかあったらお母さんに言って、守ってもらったりするのに
私はだめなの? 

と言っても、

大丈夫だから っというのと
頼りにならないことが分かっているでしょう? といウノがすぐに分かって

ブ〜!却下!! されるのだ (チーン...)

そして、その時は、とても地団駄を踏みたい気分 苦笑

*
そのうちに、隣の席の男子は普通に私と喋ったりしてくれる っということに気がついた
普通で、あっさりしていて、とても良い感じがした

この人、私がいじめられてること知ってるのかな... と不思議に思った

そしてまた別の日、ある女の子が突然話しかけてくれた

私に対する彼女たちの態度に対してとても憤りを感じている という子で、
私をターゲットになった、その経緯を教えてくれた

とてもくだらないことだった

は?

と、思わず言ってしまった


そして、大丈夫だ... そう感じられたのだった

そのいじめは、いつの間にか収束し、なくなった

***
いじめられて辛かったけれども
実は、大きな収穫があった

いじめられる側の気持ちがわかった
いじめられるってどういうことか
どんな風に感じられるのか

心が切り刻まれるような気持ちになった とか、
居なくなってしまいたい っと願わずにはいられないこととか、

絶対にいじめなんてしない 

ただそう思っていた


実際、 したことがない とは言い切れない
違う女の子が私の様な立場に居たときは、私は、 『無視されないように 無視していた』 ことがあるもん

でも 何か違うな... と感じられて、別に無理に話そうとも、無理に無視しようともしない、別にどうでもいいや っていう選択をした

とても嫌な気持ちになったのだ
別に楽しくないし、全然良くない
重たい感じ


そうこう思っていたら自分の番が来たのだった


そして、その後、私をいじめた彼女たちは、小学校も終わる頃、みんなから仲間はずれにされていたことを覚えている

彼女たちが仲間はずれにされてる... って私は驚いた

やったら、返ってくるって本当なんだな... って思って、
そんな風にできているんだ って、 すごいなぁ って思っていた


それ以後、いじめってもんには縁がない

私自身は、
何年も何年も経って、今、この時いじめられてよかった っとすら思っている

私が経験するべきことだったのだ


【つづく】





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